さて、今週は高松宮記念。愛馬レシステンシアのG1勝利なるか!楽しみな1戦です。
レシステンシアともあと1年。惜敗続きですが、なんとか今年は1勝してほしいものです。
今回は、レシステンシアについてと高松宮記念のコース解説と適性・血統・データ分析をまとめました。
予想の参考にしていただければ幸いです。
※キャロットクラブ様より情報転載の許可を頂いております。
今年こそG1勝つわよ!
高松宮記念の概要
名称:高松宮記念
距離:芝1200m
競馬場:中京競馬場
格付け:G1
本賞金:1着 1億7000万円、2着 6800万円、3着 4250万円
4着 2550万円 5着1700万円
中京1200mのコース特徴
中京芝1200mは向正面からのスタート。スタート後約120mは緩い上りで、そこから直線半ばまで約800m弱で3.5m下るというレイアウト。直線には2.0mの急な上り勾配の急坂が待っています。スタート後が緩い上りではありますが、概ね序盤は下りが続くと言う意味では中山芝1200mや阪神芝1200mと同種のコース形態で、テンからスピードは上がる傾向が強いコースです。
高松宮記念ラップ分析
年 | 馬場 | 勝時計 | 前3F | 前4F | 上3F | 逃げ馬着順 | ラップタイム | 勝ち馬 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
21 | 重 | 1.09.2 | 34.1 | 45.6 | 35.1 | 5 | 12.2-10.7-11.2-11.5-11.6-12.0 | ダノンスマッシュ |
20 | 重 | 1.08.7 | 34.2 | 45.6 | 34.5 | 1 | 12.1-10.8-11.3-11.4-11.2-11.9 | モズスーパーフレア |
19 | 良 | 1.07.3 | 33.2 | 44.6 | 34.1 | 15 | 12.0-10.1-11.1-11.4-11.2-11.5 | ミスターメロディ |
18 | 良 | 1.08.5 | 33.3 | 44.7 | 35.2 | 18 | 12.0-10.3-11.0-11.4-11.5-12.3 | ファインニードル |
17 | 稍 | 1.08.7 | 33.8 | 45.2 | 34.9 | 15 | 12.3-10.3-11.2-11.4-11.3-12.2 | セイウンコウセイ |
16 | 良 | 1.06.7 | 32.7 | 43.5 | 34.0 | 16 | 11.7-10.1-10.9-10.8-11.1-12.1 | ビッグアーサー |
コースを改修した2012年以降の9年中6年で前後半差0.9秒以上の前傾戦ですから、この点についてはコース傾向通りの結果になっています。
さらにスプリンターズSと違いについても見てみましょう。
【高松宮記念】11.9-10.4-11.1-11.2-11.1-11.9(33.4-34.2秒)
【スプリンターズS】11.8-10.4-11.1-11.2-11.3-11.8(33.3-34.3秒)
これは春秋スプリントG1における良馬場過去5年の平均ラップ。
高松宮記念については、ラスト2F目最速。字面上はラスト3F目との差はわずか0.1秒ですが、ラスト2F目が急坂含みだと言うことを考えると、実質的にはラスト2F目ラップはもっと速いということになります。
つまりはそれなりのギアチェンジ力が必要とされるだろうと推察出来ます。
春秋スプリントG1の前後半バランスはほぼ同一ですが、ギアチェンジ力が求められる高松宮記念に対し、テンから減速ラップを踏み基礎スピードが求められるのがスプリンターズS。ラップは同じでもその中身には大きな違いがありますから、当然求められる資質にも違いがあります。
高松宮記念の過去レース映像(動画)
高松宮記念出走予定・推定オッズ
予想ではレシステンシアは1番人気です。
予想オッズ(単勝)
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | オッズ |
---|---|---|---|---|---|
1 | サリオス | 牡5 | 57.0 | 石橋脩 | 9.4 (4人気) |
2 | ナランフレグ | 牡6 | 57.0 | 丸田 | 16.9 (8人気) |
3 | シャインガーネット | 牝5 | 55.0 | 田辺 | 34.5 (10人気) |
4 | ライトオンキュー | 牡7 | 57.0 | 横山典 | 65.0 (14人気) |
5 | レイハリア | 牝4 | 55.0 | 亀田 | 29.1 (9人気) |
6 | サンライズオネスト | 牡5 | 57.0 | 武豊 | 53.1 (13人気) |
7 | レシステンシア | 牝5 | 55.0 | 横山武 | 2.9 (1人気) |
8 | ジャンダルム | 牡7 | 57.0 | 荻野極 | 50.1 (12人気) |
9 | ロータスランド | 牝5 | 55.0 | 岩田望 | 11.7 (5人気) |
10 | キルロード | セ7 | 57.0 | 菊沢 | 115.0 (17人気) |
11 | クリノガウディー | 牡6 | 57.0 | 松岡 | 46.1 (11人気) |
12 | エイティーンガール | 牝6 | 55.0 | 秋山真 | 77.8 (15人気) |
13 | トゥラヴェスーラ | 牡7 | 57.0 | 鮫島駿 | 16.2 (7人気) |
14 | ダイアトニック | 牡7 | 57.0 | 岩田康 | 13.5 (6人気) |
15 | ファストフォース | 牡6 | 57.0 | 柴山 | 111.7 (16人気) |
16 | ダイメイフジ | 牡8 | 57.0 | 小沢 | 211.1 (18人気) |
17 | メイケイエール | 牝4 | 55.0 | 池添 | 5.2 (2人気) |
18 | グレナディアガーズ | 牡4 | 57.0 | 福永 | 6.1 (3人気) |
有力馬考察
レシステンシア
父:ダイワメジャー
母父:Lizard Island
性別:牝
年齢:5歳
厩舎:松下武士厩舎
前走:香港スプリント2着
23日は栗東坂路で追い切りました(52秒7-37秒9-24秒6-12秒1)。「今朝は坂路で追い切りを行いました。先週しっかりやっていますから、今週は最後に少し仕掛けるくらいの内容でしたが、雨で重くなった馬場でも力強く駆け上がっていました。先週金曜日にはゲートの確認も行ったのですが、その時に馬がレースが近いことを察したようで雰囲気も変わってきており、追い切り後の計測で526キロと、ここに来て自分でしっかり体を造ってきましたね。週末は雨予報ですが、他が苦にする分にはむしろプラスに出るでしょうし、ここまで順調に来ていい状態で臨めそうなので楽しみです。前で進める馬ですから、あとはできれば内目の枠を引きたいですね」(松下師)27日の中京競馬(高松宮記念・芝1200m)に横山武騎手で出走を予定しています。
キャロットクラブより引用
今週の調教は、重い馬場でも苦にしないレシステンシアの動きが調教にも現れていたと感じます。土曜は悪天候が予想され、日曜も馬場は重い可能性がありますが、レシステンシアにとっては好条件かもしれません。
個人的には、前半ハイペースで進み、直線で差をつけて後続に脚を使わせるレースが合うと感じています。昨年は、差しに驚きましたが・・・
もう昨年の高松宮記念の勝ち馬・ダノンスマッシュは引退。スプリンターズの勝ち馬・ピクシーナイトは休養中。ペースを掻き回される恐れのあったモズスーパーフレア、ビアンフェも不在。ここは是が非でも勝ちたいところでしょう。
グレナディアガーズ
父:Frankel
母父:Harlington
性別:牡
年齢:4歳
厩舎:中内田充 厩舎
前走:阪神C 1着
朝日杯を勝利した馬で昨年はマイル路線を戦ってきましたが、満を持してスプリント戦へ参戦。前走阪急杯でも強い競馬でねじ伏せており、1400mまでは強い競馬で対応しています。
そこからさらに200mの距離短縮でいきなりG1レースに挑戦。前半のスピードが足りるのかどうかが最大のポイントでしょう。
幸いにもモズスーパーフレアも引退していますので、快速スプリンターと言える馬がいないのは不幸中の幸いかもしれません。また、ルメール騎手、川田騎手がいない中で福永騎手を確保できたのも良かったと思います。
メイケイエール
父:ミッキーアイル
母父:ハービンジャー
性別:牝
年齢:4歳
厩舎:武英智厩舎
前走:シルクロードS1着
気性的にこの路線を使うしかない感じの馬。集団の先頭に立ちさえすればリラックスして走れますが、そうでないと前の馬に乗りかかってでも突き進もうとする馬。そのわりにスタートが悪く、二の脚も遅いため、必ず暴走フラグを立てた状態からレースが始まるのがメイケイエールでした。
しかし、前走のシルクロードSではレースぶりが一変し、ハナを取りそうな勢いで好スタートを切ったのです。道中で口を割る場面はあったものの、池添騎手がグッと我慢させて、ビアンフェに行かせるかたち。これまでの暴走ぶりと比べたら、遥かに成長が伺えた内容でした。
消耗度の大きい馬場で、先行馬には苦しい流れ。外から差し馬が押し寄せてくるなか、唯一先行して踏ん張ったのがメイケイエールです。大飛びのフットワークだけに、コーナー角のきつい中京のインコースを回すのは大変だったはず。展開に恵まれてのものではないだけに、着差以上の完勝と言っていいのではないだろうか。
サリオス
父:ハーツクライ
母父:Lomitas
性別:牡
年齢:5歳
厩舎:堀宣行厩舎
前走:香港マイル 3着
もともとはハイペースでも先行していた馬。しかし、近走はマイラーとしての能力が衰えたように感じます。
前走の香港マイルでは、果敢に逃げて3着。かつての前進気勢を引き出すような競馬をしたことには大きな意味があります。
おなじハーツクライ×デインヒルであるカテドラルが5歳になって復活したように、早熟であっても、決して早枯れではありません。
予想まとめ
高松宮記念2022予想
◎レシステンシア
〇トゥラヴェスーラ
▲シャインガーネット
△ナランフレグ
△グレナディアガーズ
△メイケイエール
今年は、モズスーパーフレアやビアンフェなど快速G1らしい逃げ先行馬が不在。
実績十分なレシステンシアにはぜひとも古馬G1を勝って、夜の美味しいつまみ出来たらいいなと思っています!ご覧いただきありがとうございます。(いつも言っている)
皆さまも応援よろしくお願いいたします!
勝利の美酒を味わせてあげるわよ!