出資馬のレシステンシアがGⅡセントウルSを勝利。次のGⅠスプリンターズSに向けて、好発進となりました!
開幕週の馬場とはいえ、前半3ハロンは32秒9の猛ラップ。
これを2番手で追走し、直線でキッチリと前を捕まえた上で、後続を封じ込めた勝ち馬は、着差以上のスプリント性能を示したと言える。
セントウルSのレースを過去レースと比較して回顧していこうと思います。
久しぶりに勝てたわ!
セントウルステークス2021の各レースと比較しながら回顧
さっそく昨年と今年の高松宮記念と比較しながら回顧していきたいと思います。
昨年のセントウルSと高松宮記念のラップタイム比較
中京1200mで行われた昨年のセントウルSと今年の高松宮記念と比較。
高松宮記念は雨・重で単純な比較は難しいが、2021セントウルSのラップは600~1000までのラップがかなり早かったと見える。グラフで見ると一目瞭然で、2020セントウルSと高松宮記念ではここの区間で緩みがあるが、今年のセントウルではラップの緩みがなく、 着差こそ僅かですが、流れはピクシーナイトにあったのではないでしょうか。
中京1200mのコース特性を考えれば、差されて2着のパターンになるかと思ったら、そこを踏ん張って勝ち切るんですから、レシステンシアは個人的には圧勝に見えました。
レース名 | 馬場 | 200 | 400 | 600 | 800 | 1000 | 1200 | タイム | 3F通過 | 5F通過 |
2020 セントウルS | 良 | 11.8 | 10.3 | 10.9 | 11.4 | 11.6 | 11.9 | 01:07.9 | 33.0 | 56.0 |
2021 高松宮記念 | 重 | 12.2 | 10.7 | 11.2 | 11.5 | 11.6 | 12 | 01:09.2 | 34.1 | 57.2 |
2021 セントウルS | 良 | 11.9 | 10.3 | 10.7 | 10.9 | 11.1 | 12.3 | 01:07.2 | 32.9 | 54.9 |
ここからは馬場も含めた回顧をおさらいしておきます。
2020 セントウルSの結果・馬場傾向
セントウルSは、2020年から中京開催。
当日は朝から雨が降り、途中で止んで良発表のままだったとはいえ、少し時計のかかる馬場であった。
ジョッキーによっては芝の根付きが悪く、すぐに掘れてしまうといった談話もあり、直線は内から数頭分外が一番でしたが、道中は内を回る形が理想でした。
テンから出して行ったセイウンコウセイとラブカンプーが作り出した流れは、前半33秒0‐後半34秒9のハイペース。それぞれ殿り負け、ブービーといった結果からもペースが速過ぎたと言えるでしょう。
2021 高松宮記念の結果・馬場傾向
馬場状態ですが重馬場でした、お昼過ぎから雨が降り始め、レース時間には本降りでした。
例年通り内側が優位かと思いましたが、勝ったダノンスマッシュは馬群の外目、その前に居たレシステンシア2着も外目でした。
ただし3着インディチャンプは内から、5着のモズスーパーフレアは逃げて最内だったので、内外はフラットでした。
2021 セントウルSの結果・馬場傾向
馬場状態は、良馬場で行われた。時計が出る馬場状態とみられた。
最終レースでは外差し決着もみられたが、基本的に(内ラチ絶好ではない)イン優勢状態
シャンデリアムーンの 前半32.9秒のハイラップを刻ませて、2番手にレシステンシアが並走する流れ。1000m通過54秒9と緩みのないペース。ラスト1ハロンでガクッとラップが落ちているように厳しい流れでした。
レシステンシアは、直線では楽々と捉えて、 ゴール前では2着馬にクビ差まで迫られたものの 勝利。レシステンシアの得意な形だったが、一緒に先行したジャスティン、シャンデリアムーンの止まり方を見ても、地力の高さ、スプリント適性を再認識させる強い内容であり、他馬と違い叩き台としていたレースだったため、秋の最高のスタートを切ったと個人的に感じました。
今回逃げなかっただけに、逃げなくてもレースが出来る幅を持てることが再認識でき、さらに本番ではペースメーカーのモズスーパーフレアがいますからね。胸を張って、3週後のG1に臨んでほしい。
レース後の各コメント
レース後の松下調教師とルメールのコメントになります。
松下調教師から
12日の中京競馬では好スタートから先手を主張する馬を行かせて2番手。直線に入ったところで抜け出すと、外から追い込んでくる2着馬の追撃をクビ差凌いで優勝。「最後はかなり声が出てしまいましたが、なんとか粘ってくれてホッとしました。道中は思ったよりも前の位置取りになりましたが、2番手で折り合って上手な競馬をしてくれましたね。ジョッキーも『折り合ってうまく運べました。乗りやすかったです』とのことで、秋初戦をいい形で始動できて良かったです。一度使ってさらに良くなりそうですから、次の本番でも引き続き頑張りたいと思います」(松下師)帰厩後の調整もすこぶる順調でしたし、ここはぜひとも結果を出してほしいところでしたが、接戦を制して秋初戦を無事に勝利で飾りました。休み明けを一度使った分の上積みもあると思いますから、次のスプリンターズSも勢いそのままに連勝といきたいものです。
C.ルメール騎手から
「ギリギリセーフでした。すごく速いスタートで、すぐに前のポジションを取ることができました。良かったです。ちょうどいいポジションでしたし、3,4コーナーでは逃げる馬の後ろで息を入れることができました。
そして直線では一度外に出して、すごく良い脚を使ってくれました。決勝線の少し前で彼(ピクシーナイト)を見ましたが、左手でムチを使ってもう一度伸びてくれました。ゴールではクビ差で勝つことができました。
だんだん加速しましたし、ずっと反応してくれて、能力で勝つことができました。休み明けでしたが、GIでも改めて良い結果を出すことができると思います。また応援してください」
まとめ
レース後、鞍上のルメール騎手が
「ギリギリセーフでした」
と語る通り、2着ピクシーナイトとは同タイムクビ差の接戦。
それでも、休み明けで余力を残した仕上げだった点を考慮すれば、完勝に近いと思います。
レース内容に関しても、文句のつけようがなく、スタートが抜群に速く、楽な手応えで好位追走。
やや重さも感じさせつつも、直線でもしっかりと脚を伸ばしていましたね!
高松宮記念の王者・ダノンスマッシュが4月の香港遠征からの直行となる分、本番であるスプリンターズSでの優勝候補筆頭と言えるかもしれない。
今からワクワクが止まりません!!
次もちゃんと応援するのよ!
※キャロットクラブ様より情報転載の許可を頂いております。
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収支のまとめです。