【2022年最新版】インゼルサラブレッドクラブの出資方法・特徴・評判等について

今回は、一口馬主クラブの一つであり、筆者も加入している「インゼルサラブレッドクラブ」について、クラブのメリット・デメリットや体験談を交えながら、まとめています。

インゼルサラブレッドクラブの入会を考えている方は参考になるものが多いかと思いますのでぜひ最後までご覧ください。

一口馬主クラブの一覧や比較は下記関連記事をご覧ください。

インゼルサラブレッドクラブとは?

インゼルサラブレッドクラブは2021年に発足した新興クラブです。 

2022年度が初年度募集馬のデビューイヤーですので、所属馬の成績を判断するデータは少ないですが、クリダームは早期デビューのうち函館2歳で3着に入るなど活躍しております。

名門出身の募集馬がズラリと並び、預託先もリーディング上位常連の調教師たちなので、初年度から大コケするようなことはないでしょう。

さらに、募集馬全てがワンパッケージになった魅力ある「Insel Fun Fund(インゼルファンファンド)」などの他のクラブにはない新しい試みもあり、期待ができます。

愛馬会法人株式会社インゼルサラブレッドクラブ
クラブ法人(馬主名義)株式会社インゼルレーシング
募集時期9月~10月
募集頭数約20頭
募集口数50口~500口
入会金50口、500口募集 11,000円(税込)
Insel Fun Fund 2021 3,300円(税込)
月会費・500口会員
 10口以上保有する会員(プレミアム会員):月会費2,980円
 5口以上10口未満保有する会員(シルバー会員):月会費2,480円
 1口以上5口未満保有する会員(ホワイト会員):月会費1,980円
・50口会員2,980円(税込)
・Insel Fun Fund 2021 800円(税込) ※原則年1回、まとめて9,600円(12ヶ月分)を支払い
維持費出資金・500口会員 600円~1,600円(税込)
・50口会員 6,000円~16,000円(税込)
・IFF 22年度:270円(税込)/頭・年×15頭
公式サイトhttps://inseltc.com/
Twitterhttps://twitter.com/InselTCofficial/
Youtubehttps://www.youtube.com/channel/UC6S9wY8y6UIlE_3RlH-cRpQ
キャンペーンなし
代表活躍馬クリダーム / シュバルツガイスト / アンテロース / シュニー / ラヴェリテ
インゼルサラブレットクラブの概要

インゼルサラブレッドクラブの特徴

インゼルサラブレッドクラブならではの特徴をまとめていきます。

インゼルサラブレッドクラブとキーファーズの勝負服の違い

これはアナウンサー泣かせとなりそう。笑

牝馬の買戻し制度

出資馬が牝馬の場合は、6歳3月末を引退・運用終了期限となります。引退時には、その競走成績にかかわらず、提供会社等が募集価格の10%相当額(税込)買い戻しされます。

当該出資馬が牡馬の場合は、引退時期の定めなし

地方転入なし

JRAの競走馬登録を抹消して地方競馬に転籍の上、地方競馬の競走に出走させることはない

申し込み方法・ポイント

入会方法としては、カタログから出資したい馬の候補を決めて入会手続きを進めます。入会と同時に募集馬に出資するのが入会の条件になっているので注意してください。出資せずにクラブに入会だけすることはできません。(現状、新規入会する場合は、2次募集で残口がある馬すべてに出資するのが得策でしょう。)

出資の際は、インゼルの募集馬に関する記事をご覧ください。

入会には審査が必要

SNSで続々と入会の手続きをしている方がいますが、何と入会審査があるようです。
基準をチラっと見てみると・・・。

20 歳未満の者、募集⾺に出資するについて必要な認知、判断、意思疎通を適切に⾏うことが困難と判断される者、

年収の審査とかはないようですし、ほとんどの方は大丈夫なんでしょう。

毎年の募集方法等に変更する可能性がある

新規創立となった一口馬主クラブだけあって、まだまだ試行錯誤の段階でしょう。

ちなみに、2021年⇒2022年にかけての募集馬変更は下記のとおりです。

変更点

・全馬500口募集となったが、大口(10口募集)も一部対象馬あり

会費は保有する口数によって増加となる(会員ランク制度導入)

・会員のランクによって特典の違い

募集スケジュール

9月より先ほど記述した入会審査の受付を行われます。10月より募集受付開始のため、心配なら9月には受付を済ませたほうが安全でしょう。

2022年の募集スケジュールを掲載していますので、参考にしてください。

スケジュール内容
9/2(金)~10/16(日)先行入会受付期間
(新規会員は10月16日までに入会手続きを済ませないと出資できませんので注意
9/5(月)2022年度募集馬リスト及び募集スケジュール発表のお知らせ
9/21(水)募集価格発表
9/23(金)募集馬測尺発表
10/1(土)募集馬動画更新
10/1(土)~10/23(日)先行募集受付期間
10/3(月)カタログ発送開始
10/7(金)先行募集申込み状況の第1回中間発表
10/14(金)先行募集申込み状況の第2回中間発表
10/23(日)先行募集申込み締切
10/28(金)抽選結果発表
11/11(金)通常募集 出資申込開始(先着順)
2022年募集スケジュール

出資費用や維持費について

500口クラブですので、40口クラブの社台サラブレッドクラブ、サンデーサラブレッドクラブと比べればだいぶん出資費用は少なくて済みます。

ただ、出資費用に月会費と維持費ものってくると最終的には結構な金額になります。以下で具体的に計算してみるため、ぜひ参考にして下さい。

インゼルサラブレッドクラブに入会し、出資した場合に、どのくらいの費用がかかるのか、実際に計算していきましょう!

計算の元になる数値は以下のようになります。

  • 入会金 :11,000円
  • 月会費 :3,300円
  • 募集口数:500口
  • 平均募集金額:3,800万円
  • 一口当たりの出資金:76,000円
  • 一口当たりの保険料:2,000円
  • 一口当たりの維持費(月額):1,000円

入会してから1頭のみ出資した場合と2、3頭出資した場合の費用を試算してみましょう。馬体価格は直近の募集価格の平均値である3800万円(一口7.6万円)とします。

1頭出資2頭出資3頭出資
入会金11,000円11,000円11,000円
月会費(年間)39,600円39,600円39,600円
馬体価格76,000円152,000円228,000円
維持費(年間)12,000円24,000円36,000円
保険料2,000円4,000円6,000円
年間総費用140,600円230,600円320,600円
一年目の総費用の比較表

なかなかの金額ですね。特に、初期費用は馬体価格と入会金がまとまってくるのでかなり痛いです。

一頭のみの出資でも、初月の支払いは約90000円となります。次に2年目以降にかかる費用を見ていきましょう。

【二年目以降の総費用】

1頭出資2頭出資3頭出資
入会金0円0円0円
月会費(年間)39,600円39,600円39,600円
馬体価格0円0円0円
維持費(年間)12,000円24,000円36,000円
保険料1,700円3,400円5,100円
年間総費用53,300円67,000円80,700円

二年目以降は入会金も馬体価格もないので、毎月の支払いは1頭の場合で約4,000円、3頭でも約6,000円で済みます。

ただそのうちの3300円が月会費ということを考えると、月会費が全体に占めるウエイトは1頭の場合で8割弱、3頭でも5割と、やはり高く感じてしまいますね。

実際の賞金や維持費は包み隠さず公開しておりますので、細かい内容につきましては下記記事をご覧ください。

賞金や維持費の現実的な積算等は下記記事で公開しております。

インゼルサラブレッドクラブに入会するメリット

ここでは、筆者が考えるインゼルサラブレッドクラブに入会するメリットを体験談をもとにまとめていきたいと思います。

預託調教師と依頼騎手のクオリティが高い

クラブ法人の代表はキーファーズの松島正昭氏の長女ですから、自ずと武豊騎手の騎乗機会が多くなるでしょう。

クールモアスタッドや社台・ノーザンファームの良血馬を扱うので、今後も名門厩舎への預託も期待でき、しばらくはパワーバランスの均衡が取れた関係となるでしょう。

錚々たるメンツの後押しを受けている

公式ホームページには、世界のクールモア代表ジョン・マグナ―氏や、社台・ノーザンファームの吉田兄弟、ランフランコ・デットーリ、武豊など、錚々たるメンツのメッセージが掲載されています。

低コストで、複数馬に出資することができる

インゼルファンファンドは、一度の出資で10数頭の馬に出資することができる点が最大のメリットですね。

めんどくさい口座管理も、年1回の支払いで済むのは地味に嬉しいです。

また、IFF2021(2020年産のインゼルファンファンド)では1口で15頭の愛馬ができるので、毎週末の競馬ライフの楽しみが増えます。

インゼルサラブレッドクラブに入会するデメリット

続いて、筆者が考えるインゼルサラブレッドクラブに入会するデメリットを体験談をもとにまとめていきたいと思います。

遠征費などの支出面

まだ初年度募集馬がデビューしていないので、追々リサーチしていきますが、現段階で強いて挙げるなら、代表が海外遠征に積極的な方ですから、海外遠征費の請求によって、思わぬ出費が懸念されます。

新興クラブ故に運営上の不手際が生じる可能性がある

不手際自体はどのクラブにもある可能性ですが、積み上げてきたノウハウがない分、不測の事態が起きる可能性は高くなると思われます。

クラブサービス

インゼルサラブレッドクラブは出資形態によって、会員サービスに変動があるタイプのクラブです。出資形態は大きく分けて2つあります。

ひとつは、他クラブと同様に設定した募集価格を募集口数で割ったものを一口出資金とする募集方法で、50口と500口の募集馬が用意されています。

もうひとつは、インゼルファンファンド(Insel Fun Fund/IFF)という募集形態です。

主なサービスの違いは以下のとおりです。

プレミアム会員

所属馬の近況、ゴール前優勝写真(DL)、命名権、口取り参加、優勝商品の提供、優勝ゼッケンプレゼント、GⅠ祝勝会への参加、重賞レース優勝記念品の制作、プレミアムパーティーへの参加(年1回)マツシマHD飲食ご優待

シルバー・ホワイト会員

所属馬の近況、ゴール前優勝写真(DL)、命名権、口取り参加、優勝商品の提供、優勝ゼッケンプレゼント、GⅠ祝勝会への参加、重賞レース優勝記念品の制作

IFF会員

所属馬の近況、ゴール前優勝写真(DL)

プレミアム会員(10口以上)の募集馬に出資している会員が受けられる特徴的なクラブサービスは以下の通りです。

クラブサービス一覧

  • プレミアムパーティーの開催
    →年1回プレミアムパーティーが開催される予定です。インゼルサラブレッドクラブのメンツからもおそらく相当豪華なメンツになるでしょう。
  • マツシマHD飲食ご優待
    →マツシマホールディングスが運営しているレストランなどで優待サービスを受けることができます。

インゼルサラブレッドクラブの競走成績

インゼルサラブレッドクラブは、2021年に発足したばかりのクラブです。

なので、現2歳世代のみの成績ではありますが、下記のとおりです。

世代現2歳世代
(2020年産)
募集頭数19頭
平均募集金額3,979万
平均総獲得賞金571万
デビュー率68.4%
勝ち上がり率42.1%
2勝馬率–%
3勝馬率–%
募集額超過馬率–%
代表馬クリダーム

初年度からクリダームやアンテロースなどが新馬勝ちや重賞出走も果たし、募集もかなり力を入れているとおもいます。

さらに、インゼルサラブレッドクラブは、松島氏の巧みなブランディングと魅力的な募集馬ラインナップで、人気が集中しています。

生産牧場と育成牧場にノーザンファームの名前が並ぶのは、新規入会者を呼ぶための常識ではありますが、日高の名門三嶋牧場も名を連ねているので、日高生産牧場ファンを集まって来そうです。しかし、注目なのはクールモアの生産馬がいることでしょうか。クールモア生産馬に出資する機会は中々ないですからね。

そのおかげか2022年も現状は出資馬を悠長に選んでいる時間はなく、カタログや募集動画のみで判断して出資しないといけません

2021年以上に人気が増している状況でしょう。

まとめ

2021年に発足して、出来立てほやほやのクラブということもあり、今後の発展に期待を寄せている方が多いでしょう。

インゼルサラブレッドクラブ自身の巧みなブランディングと、キーファーズの松島氏が武豊騎手と凱旋門賞の制覇の夢を追い掛けている姿が、競馬ファン全体に良い印象を与えている効果もあるでしょう。

また、TwitterやInstagram、YouTubeなど、SNSなどでの情報発信の頻度も高く、愛馬の近況を知る機会が多いのも満足度に繋がっているようです。

様々な一口馬主クラブ一覧の記事をあげていますの、そちらも参考にしながら、自分に最適なクラブを見つけて頂けたら幸いです。

※インゼルサラブレッドクラブ様より転載の許可をいただき、掲載しております。

回収率400%超の募集馬レビューはこちら
詳細はこちら
回収率400%超の募集馬レビューはこちら
詳細はこちら