ウェイヴェルアベニューの20（キャロットクラブ2022年追加募集馬　個別評価診断）

3月３０日にキャロットクラブで追加募集が発表され、カタログも掲載されましたので、評価検討していきたいと思います。

その他は下記関連記事をご覧ください。

※キャロットクラブ様より情報転載の許可を頂いております。

※あくまで個人的な評価になりますので、出資は自己責任でお願い致します。

ウェイヴェルアベニューの20について

ウェイヴェルアベニューの20について、再度おさらいします。

父：ロードカナロア
母：ウェイヴェルアベニュー(９歳)
母父：Harlington
性別：牝馬
募集金額：6,000万円
預託予定：奥村豊
提供牧場：ノーザンＦ
生月日：2020年3月13日
体高：160.0cm
胸囲：180cm
管囲：20.0cm
体重：465kg

近況状況について

• 4/6　NF空港
• 現在は周回ダートコースでのキャンター調整を中心に、週２日は９００ｍ屋内坂路コースでハロン１６～１７秒のキャンター２本登坂しています。まだハロン１６秒ペースを中心とした内容ですが、ここまで問題なく調教を進めることができています。当初はトモ高な印象があった本馬ですが、前躯が伸びてきたことでここ最近はそうした部分は目立たなくなってきています。じっくり負荷をかけ、夏の移動～秋以降のデビューを目指していくつもりです。「このたび追加募集馬を預からせていただくことになりました。さっそくＮＦ空港へ見に行きましたが、聞いていたとおりしっかりしたフレームが印象的ないい馬でした。まだ腰が高く、前後のバランスはこれからの成長度合いで変わってくると思いますが、半兄グレナディアガーズの募集当時の写真を見るとなんとなく似ていると感じます。牧場のスタッフさんに聞いたところ、オンとオフがはっきりしているタイプながら、騎乗者に意識があってコントロールが利くとのことで、精神的な成熟度に加えて血統面の裏付けもあり、今後が本当に楽しみです。会員の皆さんの期待に応えられるよう、精一杯努めていきたいと思っております」（奥村豊師）

手術歴について

なし

母（ ウェイヴェルアベニュー）について

母ウェイヴェルアベニューはBCフィリー＆メアスプリント(G1・ダ7F)の勝ち馬。本馬は3番仔です。

半兄には朝日杯フューチュリティステークス勝ちのグレナディアガーズ(父Frankel)、半姉には現役1勝のアストロフィライト(父ディープインパクト)がいます。

半兄にG1馬がいるので、母の繁殖能力の高さは証明済である。

ウェイヴェルアベニュー産駒について

半兄にG１馬のグレナディアガーズ、姉には既に勝ち上がっており、兄弟は申し分ないといえるでしょう。

2018・グレナディアガーズ（牡）父Frankel
　　　成績：10戦3勝 [3-2-2-3]
      獲得賞金：1億9,969万円 (中央)
　　　調教師；中内田充 

2019・アストロフィライト （牝）父ディープインパクト
　　　成績：2戦1勝 [1-0-0-1]
      獲得賞金：850万円 (中央)
　　　調教師；中内田充 
　
2020・本馬(牝)父ロードカナロア

2021・当歳(牝)父キズナ

2022・次歳　父ドゥラメンテ

血統について

上記の成績G1馬グレナディアガーズの半妹ということで、今回の追加募集の最大の目玉となるのでしょう

配合的に１発はあるかもしれませんが、追加募集という点と牝馬でこの価格はなかなか手が出ないのが本音。兄が活躍しているため、募集価格が高いのも事実なため、こういう馬は買わないと決めている筆者です。

ただし、母馬優先があるキャロットと考えればサンデーの血を持たない本馬は繁殖として非常に魅力的で、産駒まで含めてということであれば全然ありな馬だと思います。

このレベルの血統になると3勝しなくともアワブラ入りすることもできそうです。

まとめ

昨年の追加募集は、活躍馬が出ていますが今年はどうですかね・・

明らかに最大の目玉はこの馬でしょうが、はたして。

最後までありがとうございました！