前回の募集価格別に回収率を比較してみた【キャロットクラブ】が意外と好評のため、募集までの企画としてこれからいろいろ公開していきます。9月に入ってからは個別馬毎に募集馬の評価をする予定です。
さて、今回は第2弾として測尺別(管囲)と回収率の関係について調べてみました。
個人的には、あまり意識したことはなかったので、今回調べることができ、今年の応募に活かせるかもしれません。時間がなく、体高、胸囲、馬体重との相関を調べることができなかったため、近いうちに記事にしたいと思います。
これが活用できれば今後の他クラブやPOGを選ぶ際の参考とかにもできるといいなぁ。というわけで、今回の考察は、測尺別(管囲)と回収率についてです。
データはキャロットクラブの2011~2019年度(2010年産~2018年産)までの8年間の募集馬を使用しています。 回収率は本賞金で計算しています。現役の多数いますので、あくまで現段階での数字となります。
(2021.8.25時点)
管囲とは
そもそも管囲とはどこの部分を指すのか。
管囲とは、「体高、胸囲とともに、馬の大きさを測る基準の一つで、前脚の膝と、球節の中間の周囲をいう。平均18から20センチが普通で、馬体を四肢によって支えるので細いより太い方が丈夫といえる。最近は競走馬が大型化しているので20センチを越えるのもまれではなくなっている。通常、測尺の際は左前脚を測る。」とのこと
JRA競馬用語辞典より
今は19.5以下だと故障のリスクが怖い高いや逆に太すぎると素軽さがなくなると言われたりしますね。
このあたりも今後馬体重と合わせて相関性を見つけていきたいですね。
募集時測尺の管囲と頭数について
さて、まずは全体的なボリューム像の確認です。以下は、管囲と頭数をまとめたグラフです。
きれいに中央で分断されているのがわかりますね。
19.0cm~21.0cmまでで全体の約76%が網羅されています。
管囲は、平均値が20.0cm、中央値が19.8cmでこのあたりが標準的サイズです。JRAの用語辞典とは若干差異がありますね。分布は19.0cm以上から21cm未満までで全体の76%を占めます。
管囲と高額賞金について
5000万以上と1億円以上の馬を稼いだ馬の頭数をグラフ化しています。
21.0~21.4cmが活躍馬の20%近くを占めています。1億以上となると19.5~21.4cmの間で良さそうに見えますね。
ここからは牡馬と牝馬に分けて見ていきましょう。
管囲と牡馬について
まずは、牡馬から見ていきます。
全体の頭数と牡馬だけの頭数の大きく違いますね。19cm~20cmの間が極端に少なくなっていますが、代わりに21cm以上の頭数が増えています。
一番多いのは20~20.4cmの部分ですが、高額賞金を稼いだ馬(5,000万、1億円以上)は21~21.4cmの範囲が一番多くなっております。20cm~21.4cmで約6割程度が含まれるため、牡馬の選択する場合はこの範囲が良さそうですね。
管囲と牝馬について
続いて牝馬について見ていきましょう。
牝馬は19cm~20.5cmの間で約80%が含まれており、全体の活躍馬もほぼここから輩出されております。
牝馬なだけになかなか賞金を稼げる馬は少なく、それでサンプルも少ないですが、1億円以上は全部で16頭おり、そのうちの14頭が19cm~20.5cmの中のため、牝馬はここから選ぶことで問題なさそうですね。
まとめ
牡馬: 20cm~21.4cm。ベストは21cm~21.4cm。
牝馬: 19cm~20.5cm
個人的に感覚でしか判断してなかったため、データから牡馬と牝馬で分けれたのは収穫だったと感じる。
時間があれば、馬体重やその他の測尺(胸囲や体高)とも相関性があるか調べていきたいですね。
私は20cmだったわ!
私は20.2cm!レシステンシア姉さまのようにG1勝てるかしら
カイカノキセキの意気込みも聞けて今日は終わりになります。笑
関連記事です。私の一口馬主のポイントを書いています。
募集価格別にも比較しています。