ラクアミの20(キャロットクラブ2022年追加募集馬 個別評価診断)

3月30日にキャロットクラブで追加募集が発表され、カタログも掲載されましたので、評価検討していきたいと思います。

その他は下記関連記事をご覧ください。

アップロードした画像レシステンシア

私もいつかお母さんとして活躍したいわ!

※キャロットクラブ様より情報転載の許可を頂いております。

※あくまで個人的な評価になりますので、出資は自己責任でお願い致します。

ラクアミの20について

ラクアミの20について、再度おさらいします。

父:エピファネイア
母:ラクアミ(8歳)
母父:ダイワメジャー
性別:牡馬
募集金額:4,000万円
預託予定:石坂公一
提供牧場:ノーザンF
生月日:2020年2月12日
体高:157.0cm
胸囲:186cm
管囲:19.0cm
体重:480kg

近況状況について

  • 4/6 NF早来
  • NF早来へ移動した後は、昨年11月頭から乗り運動を開始しました。乗り出し直後はロンギ場や周回コースでのハミ受け、手前の変換の確認、基礎体力の構築をメインに進め、12月上旬には坂路調教を取り入れ始めました。心身のリフレッシュを図るため、ウォーキングマシンでの運動や周回コースなど軽めの調整に留めたタイミングはあるものの、ここまで脚元や体調は安定した状態を保つことができており、着実に調教負荷を強めることができています。現在は週2~3日、坂路でハロン15~18秒のキャンター1~2本を行い、周回コースでのハッキングや角馬場調整を取り入れています。坂路では週1本ながらハロン15~16秒のキャンターを行っていますが、現状のペースでは物足りないと言わんばかりに手応えには余裕があり、スピード感あふれるキャンターで坂路を駆け上がっています。「このたび良いお話をいただきましたので、さっそく先日NF早来へ馬を見に行ってきました。半兄のトーホウデュランが私の厩舎にいるのですが、ドレフォン産駒の兄はガシッとした体格の持ち主で適距離は短めです。しかし、この馬は父がエピファネイアに替わって、いい意味で緩さや素軽さが出ている印象で、芝の中距離ぐらいが合いそうなイメージを持ちました。もちろん、まだまだこれから良くなってくると思いますが、ぜひクラシック路線に乗せたい1頭ですね。皆さんの期待に応えられるように頑張りますので、よろしくお願いいたします」(石坂師)

手術歴について

なし

母( ラクアミ)について

祖母レイズアンドコール産駒は毎年、POGで話題になるお馬さんで、馴染み深い方も多いのではないでしょうか。代表産駒モンドキャンノは朝日杯FS2着の実績馬ですし、キンシャサノキセキの産駒の中で最もGI制覇に近づいたお馬さん。

繁殖牝馬としても大変優秀で、ここまでデビューしたのが10頭。うち、7頭勝ち上がり。

勝てなかった3頭も、名古屋で9勝を挙げたネオヴァンキッシュにファインニードルと差のない競馬をしたハリー(笠松2勝)、僅か1戦で骨折引退となったブリリアントコール。

非常にいい牝系といえます。

ラクアミ産駒について

初仔のトーホウデュランは今回と同じく石坂公一厩舎で既に未勝利を勝ち上がっている。

ただし、1勝クラスを勝ち上がるのはなかなか厳しそう。

2019・トーホウデュラン (牡)ドレフォン
   成績:4戦1勝 [1-0-0-3]
      獲得賞金:510万円 (中央)
   セリ取引価格;3,960万円 (2020年 セレクトセール)
   調教師;石坂公一 (栗東)
 
2020・本馬(牡)父エピファネイア

2021・当歳(牝)父モーリス

2022年 ・父ハービンジャー(GB)

血統について

ラクアミの20の血統表

エピファネイア×母父ダイワメジャー

■獲得賞金上位と好走距離

■対象:38頭

1位

グローリアスカペラ  (牝)

獲得賞金:1,454万円 (中央)

成績:12戦1勝 [1-0-2-9]

距離:芝1600-1800m

2位

ハッピープリベイル  (牡)

獲得賞金:1,007万円 (中央)

成績:8戦1勝 [1-1-0-6]

距離:芝1400-1600m

3位

ナンヨーローズ    (牡)

獲得賞金:795万円 (中央)

成績:18戦1勝 [1-0-0-17]

距離:芝1200-1400m

上記の成績を見るようにエピファネイア×ダイワメジャーは4頭勝ち上がり。勝率は悪くないですが、今のところ2勝している馬がいない。

ノーザンテースト持ちのエピファネイア産駒は賞金があまり高くなく、最高賞金はレッドブロンクスの3,932万円。エフフォーリアなどの活躍を見て「エピファネイア産駒を買いたい!」という方にはよく検討されたほうがいいかもしれません。

また、石坂先生はクラシックに…とコメントしていますが、レイズアンドコールの一族は1400m前後の短距離指向が強くなる傾向であり、NHKマイルカップかな。1400m以下にそこまで実績がないエピファネイアということも気になるところ。

まとめ

私もエピファネイア産駒には、出資したいところですが、マイル前後しか活躍できなそうな点や募集価格の回収も難しいだろうと判断し、出資は見送ろうと考えております。

しかし、ノーザンファーム産エピファネイアの牡馬にこの価格で出資できるのは今後ないことだと思います・・・

最後までありがとうございました!

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