ポロンナルワの20(キャロットクラブ2021年募集馬 個別評価診断)

ここでは、個人的に気になる馬をピックアップしてより詳細に調べます。

まずは募集番号34番である「ポロンナルワの20」を見ていきます。

簡易評価は下記関連記事をご覧ください。

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アップロードした画像カイカノキセキ

次は ポロンナルワの20 を紹介ね!少しレシステンシア様と似てない?

※キャロットクラブ様より情報転載の許可を頂いております。

※あくまで個人的な評価になりますので、出資は自己責任でお願い致します。

ポロンナルワの20 について

キャロットクラブより引用

再度ポロンナルワの20についてまとめてみます。

父:ダイワメジャー
母:ポロンナルワ (12歳)
母父:Rahy
性別:牝馬
募集金額:3,000万円
預託予定:矢野英一厩舎
提供牧場:ノーザンF
生月日:2021年5月8日
体高:148.5cm
胸囲:172.5cm
管囲:20cm
体重:426kg

半兄のガルフォート8,000万円、サドルがセリ価格13,750万円と高額馬を兄とする馬が牝馬とはいえ、3,000万円はお得に見えますね。

キャロで花開いたシンハリーズ系の中でも、最も安定して仔出しをしているポロンナルワ。それでも、体質に難のある馬が多いのがこの本系のデメリットですが、ディーパワンサ、ガルヴィハーラと数が使えない中でも、しっかり結果を出しています。

今回、丈夫なダイワメジャーを迎えたこの仔は面白いのではないだろうか。

母( ポロンナルワ )について

牝系図を添付。

ポロンナルワ は2008年生まれのRahy産駒で、母はシンハリーズ。キャロットクラブでの「Our Blood」(通称アワブラ)で有名な血統。ほかだとシーザリオやトキオリアリティーが有名でしょうか。現在では、約半数もの募集馬がアワブラと、素晴らしい牝系が多いことがわかります。その中で有力な1族がシンハリーズ一族。

話が逸れそうなので、ポロンナルワについて戻ります。

ポロンナルワ の競技成績は出走しないまま引退。ただ、シンハリーズ一族の長女で、半妹にはシンハライト、リラヴァティ、ミリッサ、半弟にもアダムスピークやシンハラージャがいる良血馬です。

産駒について

ポロンナルワの20は、母が12歳時出産にしている。

ポロンナルワ産駒一覧をまとめてみた。(2021/9/2時点)

2012・ランカティラカ (牡)父メイショウサムソン
   成績:7戦1勝[1-0-0-6]
   獲得賞金:2,380万円 (中央)
   調教師:堀千亜樹 (大井) 

2014・ディーパワンサ(牝)父ディープブリランテ
   成績:15戦3勝 [3-1-0-11]
   獲得賞金:6,367万円 (中央)
   調教師:松下武士 
 
2015・ヒシシンハラ(牡)父ゴールドアリュール
   成績:0戦0勝
   獲得賞金:0万円
   調教師:
   セリ価格:8,316万円 (2016年 セレクトセール)

2016・ガルヴィハーラ(牡)父ゴールドアリュール
   成績:7戦2勝 [2-1-1-3]
   獲得賞金:2,330万円 (中央) /700万円 (地方)
   調教師:萩原清 (美浦)
  
2017・アヌラーダプラ(牝)父キングカメハメハ
   成績:9戦5勝 [5-0-1-3]
   獲得賞金:7,603万円 (中央)
   調教師:萩原清 (美浦) 

2018・ガルフォート(牡)父ディープインパクト
   成績:1戦0勝 [0-0-0-1]
   獲得賞金:0万円 (中央)
   調教師:中内田充 (栗東)

2019・サドル(牡)父ハーツクライ
   成績:0戦0勝 [0-0-0-0]
   獲得賞金:0万円 
   調教師:庄野靖志 (栗東)
   セリ価格:1億3,750万円 (2020年 セレクトセール)

2020・本馬(牡)父ダイワメジャー

2021・当歳 父キズナ

兄弟の出世頭は、 先日UHB賞(OP)を勝ったアヌラーダプラで、これから重賞でも活躍しそう。ほかにも阪神JF4着の実績のあるディーパワンサを輩出しており、芝1200m~1600mの馬を期待したいところです。

血統について

 ダイワメジャー×Haloは相性が良く、アドマイヤマーズやレーヌミノル等重賞馬を多数出しています。アドマイヤマーズは朝日杯FSやNHKマイルCを勝ち、レーヌミノルは阪神JF3着、桜花賞1着を勝つなど、2歳~3歳春の早い時期からの仕上がりを生み出しますので、クラシックに大変期待できる血統です。

  アヌラーダプラを見ても、短距離で活躍しているため、父ダイワメジャーを付けたことは好印象に映ります。ダイワメジャー産駒は健康体が多いので、なんとか父の良い面を受け継いで、牝系の体質が弱い部分をカバーできたらいいですね。

「ダイワメジャー+母父Rahy」はレッドルゼルを筆頭にダートや短距離向きになりやすい傾向。ただ、芝の短距離でも活躍している馬もいるため、芝・ダートの短距離(1200m~1600m)が範囲だろう。

 また、将来のアワブラを考えても本馬が牝馬であるというのは悪くありません。当馬が繁殖に回った場合、その産駒の母系はかなりいい勝ち上がり確率ということになりますし、アワブラになるだけの競走成績を残せる可能性も大いにあります。兄サドルがセレクトセールで1億超で落札されていることを考えれば、総額3,000万円はかなりお得に見え、アワブラ狙いでも悪くなさそう。

ダイワメジャー×母父Rahy

■獲得賞金上位と好走距離

■対象:3頭

1位

ショウナンライズ(牡)

獲得賞金:1億3,554万円 (中央)

成績:43戦6勝 [6-3-4-30]

距離:芝1400-1600m

2位

ビッグギグ (牡)

獲得賞金:4,154万円 (中央)

成績:23戦3勝 [3-1-2-17] 

距離: ダート1600-1800m

3位

マイネニンファ (牝)

獲得賞金:113万円 (地方)

成績:37戦5勝 [5-4-6-22]

距離: ダート1400-1800m

まとめ

個人的に厩舎が気になるところですが、金額、血統ともに面白い1頭ですね。成績狙いではなく、アワブラ狙いでも面白そう。

母の年齢が繁殖能力が落ちてくる時期なので、ポロンナルワ的にもここらでもう一花咲かせたいところではないでしょうか。

馬体は父ダイワメジャーの特徴が見えるぐらい、受け継いだシルエットに見える。動画も見たが、動きも活発で早い時期から活躍できそう。

最後までありがとうございました!

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