7月19日にシルクホースクラブ募集馬の測尺が発表されたので、詳細に調べます。
今回は、募集番号17番の「クッカーニャの21」を見ていきます。
その他の馬や募集スケジュール等に関しては、関連記事をご覧ください。
来年から新規枠も厳しいから迷うわね。
※あくまで個人的な評価になりますので、出資は自己責任でお願い致します。
クッカーニャの21について
クッカーニャの21について、再度おさらいします。
父:モーリス 母:クッカーニャ(12歳) 母父:フジキセキ 性別:牝 募集金額:2,500万円(1口5万円) 預託予定:菊沢隆徳 提供牧場:ノーザンファーム 生月日:2021年3月27日 体高:154.5cm 胸囲:173.5cm 管囲:21.5cm 体重:431kg
母(クッカーニャ)について
母クッカーニャはサンデーレーシングで募集され、成績は芝1400~1800mで5勝。OPクラスまで勝ち上がった馬でした。
クッカーニャの産駒について
2番仔アーロモート、3番仔ジャンカルドがそれぞれ1勝ずつ。
今年のPOGでは全兄のナゲットモンスターが穴人気していたことも記憶に新しいですね。そのナゲットモンスターは新馬戦で中京芝1400mで4着。少し差が開いていますが、この産駒の成績だとまずまずですか・・・
本馬は6番仔になります。
サンデーでは3頭産駒が募集されていましたが、シルクでははじめましてですね。
JRAで出走した兄弟は5頭。うち2頭が勝ち上がっていますが2頭とも1勝どまり(ルーラーシップ産駒、ハービンジャー産駒)。
クッカーニャの半姉ソムニアはタイセイビジョンやノストラダムスなど複数勝利馬をすでに輩出していますから、繁殖成績では差をつけられています。
母の成績は十分ですが繁殖成績が芳しくないですね。
2016・スカーヴァティ(牝)父ロードカナロア 成績:12戦0勝 [0-2-0-10] 獲得賞金:480万円 (中央) 調教師:伊藤強一 (笠松) 2017・アーモロート(牝)父ルーラーシップ 成績:10戦1勝 [1-0-3-6] 獲得賞金:1,310万円 (中央) 調教師;西園正都 2018・ジャンカルド(牡)父ハービンジャー 成績:5戦1勝 [1-1-0-3] 獲得賞金:1,209万円 (中央) 調教師;武井亮 2019・キャロル(セ)父エピファネイア 成績:6戦0勝 [0-0-0-6] 獲得賞金:0万円 セリ価格:4,400万円 (2020年 セレクトセール) 調教師;浜田多実 2020・ナゲットモンスター(牡)父モーリス 成績:1戦0勝 [0-0-0-1] 獲得賞金:110万円 (中央) セリ価格:3,850万円 (2020年 セレクトセール) 調教師;堀宣行 2021・当歳(牝)父モーリス 2022・産駒なし父エピファネイア
血統について
父モーリス×母父フジキセキ
■獲得賞金上位と好走距離
■対象:15頭(1歳含む)
1位
ホウオウリアリティ(牡)
獲得賞金:3,793万円 (中央)
セリ価格:4,428万円 (2019年 セレクトセール)
成績:15戦3勝 [3-3-1-8]
距離:芝2000m-2500m
2位
ポールスター(牡)
獲得賞金:2,539万円 (中央)
成績:12戦2勝 [2-4-0-6]
距離:ダ1400-1700m
3位
ナゲットモンスター(牡)
獲得賞金:110万円 (中央)
セリ価格:3,850万円 (2020年 セレクトセール)
成績:1戦0勝 [0-0-0-1]
距離:芝1400m
モーリス×フジキセキの組み合わせでデビューを果たしたのが6頭しており、初年度産駒のホウオウリアリティは芝の長距離戦で3勝、ポールスターがダート中距離で2勝を挙げる活躍を見せています。
勝ち上がれば、今のところ2勝以上考えると立派ですね。モーリスであるが故に完成が遅いのはしょうがないですが成長力含め、さすがはモーリスといったところでしょうか。
本馬は、Sadler’s Wellsにノーザンテースト、Northern Dancerクロスが発生し、適正的には芝の中距離といったところでしょうか。母母父がエルコンドルパサーがなので、時計のかかる芝(中山や洋芝)で活躍できそうな馬ですね。
まとめ
個人的には、募集価格は安いですが、既に高齢にさしかかっているお母さん、また兄弟が不本意な成績を考慮すると、なかなか出資までは手が伸ばせないですね。
最後までありがとうございました!