3月30日にキャロットクラブで追加募集が発表され、カタログも掲載されましたので、評価検討していきたいと思います。
その他は下記関連記事をご覧ください。
私もいつかお母さんとして活躍したいわ!
※キャロットクラブ様より情報転載の許可を頂いております。
※あくまで個人的な評価になりますので、出資は自己責任でお願い致します。
メリートの20について
メリートの20について、再度おさらいします。
父:ミッキーアイル 母:メリート(14歳) 母父:Redoute’s Choice 性別:牝馬 募集金額:2,000万円 預託予定:黒岩陽一 提供牧場:ノーザンF 生月日:2020年1月29日 体高:160.5cm 胸囲:190cm 管囲:19.5cm 体重:495kg
セレクトセールに出されてノーザンファームが840万円(税込924万円)で落札しましたね。
近況状況について
- 4/6 NF空港
- 現在は周回ダートコースでのキャンター調整を中心に、週2日は900m屋内坂路コースでハロン16~17秒のキャンター2本登坂しています。以前は少し大人しい印象の馬でしたが、ここにきていい意味でピリッとしたところが出てきています。継続的に乗り込んできたことで体力も付いてきているので、折を見てハロン15秒ペースを取り入れていく考えです。夏前の本州移動を目標にメニューを進めていきます。「良いお話をいただき、さっそく現地へ見に行ってきました。字面どおりにスピードがありそうで、また、肩まわりやトモに筋肉がしっかりとついていることから、パワーも兼ね備えているタイプに思えます。育成調教をややゆったりめに進めていることもあってか、馬体には緩さが残り、毛ヅヤもまだこれからと思わせるのですが、裏を返せば良化の余地を多分に残しているとも言えます。現状からさらに良くなってきそうな要素があるのはとても魅力的ですね。牧場のスタッフさんの話を聞くと、気性が勝ちすぎているわけではなさそうで、実際に顔もよく、非常に楽しみだなと感じました。今の印象から想像するにデビューは今秋かなという話ではありましたが、やればやるだけ良くなってきそうで、時期が早まる可能性も十分ありえそうです。暖かくなってくる、これからの時期はさらなる良化を見込めるタイミングでもあるので、次回足を運んだ際にどれだけの変わり身を見せてくれるか期待しています」(黒岩師)
手術歴について
右飛節OCD除去手術歴有(2021/6/17)
母( メリート)について
母メリートは、オーストラリアGI 2勝を含む重賞5勝馬。
通算成績が(5,9,4,8)という素晴らしい成績が示すように超堅実で馬主孝行だったといえる競走馬。GI2着も5回あり、本場オーストラリアの短距離馬でこの安定感は素晴らしいです。
メリート産駒について
初仔は京王杯SCやダービー卿CT2着の実績があるキャンベルジュニア。
その後は、アイルランドやイギリスで産駒を産むも活躍馬はおらず。
ノーザンファームがお母さんを買って1頭目の産駒となります。
当馬は、母14歳時の子になります。
2012・キャンベルジュニア(牡) 父Encosta de Lago 成績:23戦5勝 [5-5-1-12] 獲得賞金:1億4,399万円 (中央) 調教師;堀宣行 2014・Pallazo Corsini(IRE)(牡)父Galileo 成績:5戦0勝(海外) 2015・Roudha(IRE)(牝)父Galileo 成績:0戦0勝(海外) 2017・Ezekiel(IRE)(せん) 父Galileo 成績:0戦0勝(海外) 2018・Pleasant Man(GB)(牡)父Galileo 成績:2戦1勝(海外) 2020・本馬(牝)父ミッキーアイル 2021・当歳(牡)父リアルスティール 2022年 ・ドゥラメンテ
血統について
母父Redoute’s Choice
■獲得賞金上位と好走距離
■対象:77頭
1位
サトノアーサー(牡)父ディープインパクト
獲得賞金:2億1,837万円 (中央)
成績:27戦5勝 [5-5-4-13]
距離:芝1600-2000m
2位
ショウナンバルディ (牡)父キングズベスト
獲得賞金:1億5,962万円 (中央)
成績:28戦5勝 [5-4-4-15]
距離:芝1800-2000m
3位
キャンベルジュニア (牡)Encosta de Lago
獲得賞金:1億4,399万円 (中央)
成績:23戦5勝 [5-5-1-12]
距離:芝1400-2000m
ミッキーアイル産駒のデインヒルクロス持ちと言えば、前日の高松宮記念で負けてなお最もインパクトを残したメイケイエールが最初に出てくるところですが、あちらはサンデーサイレンスクロスも併せて保有している、という点において本馬と違いがあります。キャロットクラブの募集馬でいえばマイル路線で活躍しているシャーレイポピーが該当しますね。
この子はやや非主流のスプリント気質が高まるのではないかな?というのがフワッとした感想。
母父であるRedoute’s Choiceは、Northern Dancerの母Natalmaの4×4クロスを持ちつつ、Flower BowlにBeautiful Dreamer,Best In Showなど、名牝だらけの配合になっています。
日本での成績も優秀で、上記のとおりサトノアーサーやショウナンバルディなど対象馬が少ない中重賞勝ち馬がいました。Lyphardクロスとかはないですが、デインヒルクロスでスピード強化してるあたり、ノーザン流育成などと組み合わせて考えるならば、この子は1200-1600mを主戦場となりそう。
しかし、メイケイエールやサトノアーサー、半兄であるキャンベルジュニアしかり、気性難が多く、その点はやはり不安材料。短距離とすれば、前向きな点がいいですが、ムラ駆けするタイプであるところは出資する際は意識したいところですね。
まとめ
悪い成績な馬にはならない予想ではあるが、そこそこに活躍して気性面の問題がうまくいかないケースもありそう。
ここまで募集が長引いた経緯なども考慮した上で出資判断を考えていきたいと思います。
最後までありがとうございました!