ブラックエンブレムの21(シルクホースクラブ募集馬 個別評価診断)

7月19日にシルクホースクラブ募集馬の測尺が発表されたので、詳細に調べます。

今回は、募集番号23番の「ブラックエンブレムの21」を見ていきます。

その他の馬や募集スケジュール等に関しては、関連記事をご覧ください。

アップロードした画像レシステンシア

来年から新規枠も厳しいから迷うわね。

※あくまで個人的な評価になりますので、出資は自己責任でお願い致します。

ブラックエンブレムの21について

ブラックエンブレムの21について、再度おさらいします。

父:キズナ
母:ブラックエンブレム(16歳)
母父:ウォーエンブレム
性別:牝
募集金額:5,000万円(1口10万円)
預託予定:宮田敬介
提供牧場:ノーザンファーム
生月日:2021年1月29日
体高:158.0cm
胸囲:177.0cm
管囲:20.5cm
体重:457kg
ネット競馬検討数:167
一口馬主DB人気順位:16

母(ブラックエンブレム)について

シルクおなじみの母ブラックエンブレムは、現役時秋華賞とフラワーC勝ちを含む4勝しましたが、体調があまりよくなく、4歳時での引退となってしまいました。通算成績は10戦4勝。
昨年度はリアルスティールとの仔が不受胎となりましたが、産駒は毎年シルクで募集されています。

ブラックエンブレムの産駒について

2番仔ブライトエンブレムが札幌2歳Sを制すると、3番仔アストラエンブレムが重賞勝ちこそありませんがエプソムCと新潟記念で2着のと堅実に着を重ねながら7勝、さらにウィクトーリアがフローラS制覇をし、デビューした全8頭中オーロラエンブレムを除く7頭が勝ち上がり、多くの活躍馬を多数輩出しています。オーロラエンブレムも惜しい競馬が多かった競走馬でした。

さらに3歳のブラックノワールを除く6頭はすべて2勝以上の勝利を挙げていますからこれも素晴らしい成績です。

2011・テスタメント(牡)ディープインパクト
   成績: 26戦3勝 [3-2-2-19]
      獲得賞金:5,284万円 (中央)
   調教師:小島茂之

2012・ブライトエンブレム(牡)ネオユニヴァース
   成績: 14戦2勝 [2-1-0-11]
      獲得賞金:7,555万円 (中央)
   調教師:小島茂之

2013・アストラエンブレム(セ)ダイワメジャー
   成績:37戦7勝 [7-7-3-20]
      獲得賞金:2億4,819万円 (中央)
   調教師:小島茂之

2014・オーロラエンブレム(牝)ディープインパクト
   成績: 8戦0勝 [0-1-2-5]
      獲得賞金:690万円 (中央)
   調教師:小島茂之

2015・マルーンエンブレム(牝)オルフェーヴル
   成績:15戦2勝 [2-2-0-11]
      獲得賞金:2,440万円 (中央)
   調教師:小島茂之

2016・ウィクトーリア(牝)ヴィクトワールピサ
   成績:7戦3勝 [3-0-1-3]
      獲得賞金:9,859万円 (中央)
   調教師:小島茂之

2017・アトリビュート(牝)ディープインパクト
   成績:17戦2勝 [2-5-5-5]
      獲得賞金:5,458万円 (中央)
   調教師;高野友和

2018・産駒なしブラックタイド

2019・ブラックノワール(牡)父キタサンブラック
   成績:2戦1勝 [1-0-0-1]
      獲得賞金:600万円 (中央)
   調教師;藤原英昭

2020・産駒なしリアルスティール
    
2021・当歳(牝)父キズナ

2022・次歳(牡)父ロードカナロア

血統について

ブラックエンブレムの21の血統表

父キズナ×母父ウォーエンブレム

■獲得賞金上位と好走距離

■対象:9頭(1歳含む)

1位

アネゴハダ(牝) 

獲得賞金:6,499万円 (中央)

成績:10戦3勝 [3-0-3-4]

距離:芝1200m-1400m

2位

リトルクレバー(牡) 

獲得賞金:4,489万円 (中央)

成績:21戦3勝 [3-3-4-11]

距離:芝1600m、ダ1800m

3位

イリマ(牝) 

獲得賞金:3,973万円 (中央)

成績:11戦3勝 [3-1-2-5]

距離:芝1600m-2000m

これまで母はダート適性がそれなりに高い種牡馬でも芝馬を輩出してきましたから、キズナ牝馬であればまず芝の中距離が活躍の舞台となるのではないでしょうか。兄弟の成績からもクラシックを狙える器でシルクも準備をしていることでしょう。

キズナ×ウォーエンブレムが中央デビューの8頭いますが、そのうち5頭が勝ち上がり4頭が2勝以上勝利、2頭が3勝、1頭が重賞勝ち負けという成績。

代表産駒はアネゴハダでフィリーズレビューと3着2回という成績があります。その他にも、2勝クラス勝ち上がりのリトルクレバー、昨年、夏の小倉で連勝したイリマ、東京のダートで3歳時点で2勝を挙げたショウナンアストラと3頭が現役で活躍しており、まだまだこれから期待できるメンバーです。

まとめ

父によって多少左右される部分はあるものの基本的には芝の中距離を得意としており、馬格もすでに450kgあるので、クリアしています。

やはり懸念点は、出産時の年齢が16歳と高齢な点と募集価格が5000万円という点でしょう。

兄のブラックノワールが3500万円、姉のディープインパクトのアトリビュートが6000万円という価格からみるとなかなかの強気な金額。

この馬もクラシックも狙える馬だと思いますし、そう考えると5000万円は安いかもしれません。

2点を許容できる方なら、出資する価値はかなり高いものだと思います。

最後までありがとうございました!

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