7月19日にシルクホースクラブ募集馬の測尺が発表されたので、詳細に調べます。
今回は、募集番号18番の「ラッドルチェンドの21」を見ていきます。
その他の馬や募集スケジュール等に関しては、関連記事をご覧ください。
来年から新規枠も厳しいから迷うわね。
※あくまで個人的な評価になりますので、出資は自己責任でお願い致します。
ラッドルチェンドの21について
ラッドルチェンドの21について、再度おさらいします。
父:ドゥラメンテ 母:ラッドルチェンド(11歳) 母父:Danehill Dancer 性別:牡 募集金額:7,000万円(1口14万円) 預託予定:国枝栄 提供牧場:ノーザンファーム 生月日:2021年4月27日 体高:159.5cm 胸囲:171.5cm 管囲:20.2cm 体重:449kg
母(ラッドルチェンド)について
母のラッドルチェンドはサンデーの募集馬で通算成績は9戦1勝。ダートの未勝利戦で2着の後、大井で1勝をあげました。中央での成績は3戦0勝でした。
この血統としては好走が少ないのが珍しかったですが、母の繁殖能力としてはとても優秀です。
ラッドルチェンドの産駒について
やはり、3番仔テルツェットの活躍が素晴らしいです。牝馬ながらにダービー卿チャレンジトロフィー勝ち、さらにクイーンSも制して重賞2勝をしています。GⅠでは一歩足りない感じがしますが、少ないレース数で11戦6勝は立派ですよね。
その他では全姉にあたるダノンシュネラがすでに2勝を挙げており、牝馬が優秀な一族かもしれませんが、リアルスティールが出たり古くはKingmamboなどが出た一族。牡馬でも期待値はあるでしょう。
JRAではここまで5頭が出走して2頭が勝ち上がり、かつ上記の重賞勝ち馬も輩出している点からも、十分な繁殖実績でしょう。
2015・リベラメンテ(牝)父ダノンシャンティ 成績: 4戦0勝 [0-0-0-4] 獲得賞金:0万円 調教師:松下武士 2016・コルネット(牝)父オルフェーヴル 成績:16戦3勝 [3-3-1-9] 獲得賞金:175万円 (中央) /90万円 (地方) 調教師:尾島徹 (笠松) 2017・テルツェット(牝)父ディープインパクト 成績:11戦6勝 [6-0-1-4] 獲得賞金:1億3,405万円 (中央) セリ価格:5,400万円 (2018年 セレクトセール) 調教師;和田正一 2018・ダノンシュネラ(牝)父ドゥラメンテ 成績:15戦2勝 [2-0-0-13] 獲得賞金:1,797万円 (中央) セリ価格:1億7,820万円 (2019年 セレクトセール) 調教師;池江泰寿 2019・サトノドルチェ(牡)父オルフェーヴル 成績:7戦0勝 [0-1-2-4] 獲得賞金:639万円 (中央) セリ価格:8,580万円 (2020年 セレクトセール) 調教師;池江泰寿 2020・ショウナンハクウン(牡)父ダイワメジャー 成績:0戦0勝 [0-0-0-0] 獲得賞金:0万円 セリ価格:1億7,600万円 (2021年 セレクトセール) 調教師;加藤士津 2021・当歳(牡)父ドゥラメンテ 2022・次歳(牝)父キタサンブラック
血統について
ラッドルチェンドの21は今回のシルクホースクラブ目玉の1頭であることは間違いないでしょう。
ラッドルチェンドの母は日本でお馴染みのラヴズオンリーミー。ラヴズオンリーミーは、競争馬としては未出走に終わったわけですが、平成後期から令和にかけての超名繁殖になったことは今更語るまでもないですよね。
名前をあげていくと、ラヴズオンリーユー、リアルスティール、プロディガルサン、ラングレー、ラブユーライヴも4勝を挙げています。この世代からも既にテルツェットが出ているように、さらなる大物がで出てきたとしても不思議はないです。
本馬はドゥラメンテを種付けし、これはダノンシュネラと同じ配合になります。ダノンシュネラは芝とダートの中距離で1勝ずつ挙げている芝ダート両方で勝ち星をあげていますが、本馬もスピードがどれだけあるかが重要な点となるでしょう。
この血統だと芝を走るのであればディープインパクトのようにスピードがある父がほしいと個人的には思っていますが、ドゥラメンテはどっちも出せる種牡馬だと思うので、そこは馬体や歩様を見てわかる人は重要視してはいかがでしょうか?
まとめ
ただこの募集価格なら重賞勝利は必須条件ですので、なかなか手を出しづらいですが、夢は買える1頭だと思います。母系を考えるとダービーよりマイルかなーということで、NHKマイルカップと安田記念を走ってくれることを願うばかりです。
最後までありがとうございました!