7月19日にシルクホースクラブ募集馬の測尺が発表されたので、詳細に調べます。
今回は、募集番号3番の「プチノワールの21」を見ていきます。
その他の馬や募集スケジュール等に関しては、関連記事をご覧ください。
来年から新規枠も厳しいから迷うわね。
※あくまで個人的な評価になりますので、出資は自己責任でお願い致します。
プチノワールの21について
プチノワールの21について、再度おさらいします。
父:ロードカナロア 母:プチノワール(16歳) 母父:シングスピール 性別:牝 募集金額:5,000万円(1口10万円) 預託予定:鹿戸雄一 提供牧場:ノーザンファーム 生月日:2021年4月24日 体高:148.5cm 胸囲:168.0cm 管囲:19.7cm 体重:392kg
母(プチノワール)について
母プチノワールは未出走。
母プチノワールもザ・シルクな血統で、クラブ初のGI馬、ローブティサージュのお母さんでもあります。
プチノワールの産駒について
ローブティサージュがGIを制した他、ブランノワール(父ロードカナロア)が京都牝馬Sで3着するなど重賞戦線で活躍。デビューした8頭中6頭勝ち上がりで5頭が複数勝利の安定感。素晴らしい名牝だと思います。
本馬は11番仔です。ここまでJRAで出走した兄弟は9頭うち勝ち上がりは6頭です。さらに、5頭が複数勝利しており、素晴らしい繁殖牝馬ということに違いはありません。
個別でいうと、阪神JF勝ちのローブティサージュ(父ウォーエンブレム)、京都牝馬S3着のブランノワール(父ロードカナロア)と2頭のOP馬をシルクホースクラブの所属馬として輩出しています。
さらには、祖母の活力を最も伝えている牝系ということもあってすでに母の孫世代でもローブティサージュの産駒からリアンティサージュがOP馬となっています。
2009・ウィズザフロウ(牝)父アグネスタキオン 2010・ローブティサージュ(牝)父ウォーエンブレム 成績:20戦3勝 [3-2-2-13] 獲得賞金:1億7,231万円 (中央) 募集価格:1,500万円 調教師;須貝尚介 2011・産駒なし 父ダイワメジャー 2012・ニエロ(牡)父ステイゴールド 成績:13戦0勝 [0-0-0-13] 獲得賞金:1万円 (地方) セリ価格:2,520万円 (2012年 セレクトセール) 調教師;岩戸孝樹 2013・産駒なし 父ダノンシャンティ 2014・ステイオンザトップ(牡)父ステイゴールド 成績:42戦5勝 [5-6-6-25] 獲得賞金:8,943万円 (中央) /1,120万円 (地方) 調教師;小林俊彦 (岩手) 2015・ブレイニーラン(牡)父ディープインパクト 成績:37戦2勝 [2-5-4-26] 獲得賞金:5,380万円 (中央) 募集価格:1億円 調教師;畑端省吾 2016・ブランノワール(牝)父ロードカナロア 成績:23戦4勝 [4-1-2-16] 獲得賞金:7,573万円 (中央) 募集価格:3,500万円 調教師;須貝尚介 2017・ヴァンタブラック(牡)父ブラックタイド 成績:5戦1勝 [1-2-0-2] 獲得賞金:1,298万円 (中央) 募集価格:5,000万円 調教師;須貝尚介 2018・ノワールドゥジェ(牝)父ハーツクライ 成績:12戦3勝 [3-3-2-4] 獲得賞金:4,238万円 (中央) 募集価格:4,000万円 調教師;宮田敬介 2019・デュードメール(牝)父ロードカナロア 成績:3戦0勝 [0-0-0-3] 獲得賞金:0万円 募集価格:4,500万円 調教師;須貝尚介 2020・ピュアブラック(牝)父キタサンブラック 募集価格:3,000万円 調教師:杉山晴紀 2021・当歳(牝)父ロードカナロア 2022・次歳(牡)父サトノダイヤモンド
血統について
母父Singspielの組み合わせは今のところ全姉妹の2頭(ブランノワール、デュードメール)のみ。
ただ、上記にも記載した通り、ブランノワールは京都牝馬S 3着やエルフィンS 2着などの実績がありますから悪い配合ではないと思います。では、その根源はどこか、と考えるともうすぐに思いつくのが母父SingspielがSpecialの一族である、という事実ですよね。
ロードカナロアの王道配合といえば、サンデー+Special持ちですよね。GI勝ち馬7頭中5頭がこの組み合わせという実績です。
そこで、こちらを見ると、サンデーサイレンスはなしですが、プチノワール自身がHalo 3×4のクロス持ちで強くHaloの影響を受けている繁殖で、まぁまぁ上記をクリアしたといったところでしょうか。
兄弟姉妹の活躍により、2,000万円近く設定されていたロードカナロアの種付料ということを考えれば、牝馬ですが5,000万円の価格というのも頷ける範囲ですかね?
ちなみに、兄弟はキタサンブラック牝馬の半姉が3,000万円、全姉デュードメールが4,500万。
まとめ
母の年齢も上がっていますし、この価格では正直厳しいですね。さらに馬価格も小さく、見送りせざるを得ない状況です。
最後までありがとうございました!