7月19日にシルクホースクラブ募集馬の測尺が発表されたので、詳細に調べます。
今回は、募集番号4番の「オープンウォーターの21」を見ていきます。
その他の馬や募集スケジュール等に関しては、関連記事をご覧ください。
来年から新規枠も厳しいから迷うわね。
※あくまで個人的な評価になりますので、出資は自己責任でお願い致します。
オープンウォーターの21について
オープンウォーターの21について、再度おさらいします。
父:ダイワメジャー 母:オープンウォーター(12歳) 母父:Include 性別:牡 募集金額:3,500万円(1口7万円) 預託予定:宮田敬介 提供牧場:ノーザンファーム 生月日:2021年3月13日 体高:156.0cm 胸囲:178.0cm 管囲:20.7cm 体重:484kg
母(オープンウォーター)について
母オープンウォーターは現役時は北米で競走馬生活を送りマージョリー L.エヴァレットH(G2・AW8.5F)を勝利しデルマーオークスでも3着した経験のある実績馬。
オープンウォーターの産駒について
元々アメリカで繁殖生活をスタートさせたオープンウォーターは、初仔からいきなりListed勝ちRaucousを輩出しており、ジミーデュランテS(G3・芝8F)で3着の実績もあります。兄弟が芝で活躍できているというのはいいことですね。
その後も2頭の馬を産み落とし、共に勝ち星をあげており、繁殖能力の高さがうかがえます。
昨年は、日本に来て最初に生まれた半兄ペモンディアル(父ブラックタイド)は2020年のセレクトセール当歳馬セッションで9,900万円の値をつけた高額馬ですね。
2015・Raucous(牝)父Speightstown 成績:7戦2勝(海外) 2016・Baffin Bay(セン)父Pioneerof the Nile 成績:16戦5勝(海外) 2017・なし 2018・Southern District(牡)父Union Rags 成績:10戦4勝(海外) 2019・なし 2020・ペモンディアル(牡)父ブラックタイド セリ価格:9,900万円 (2020年 セレクトセール) 2021・当歳(牡)父ダイワメジャー 2022・次歳(牝)父オルフェーヴル
血統について
母父 Include
■獲得賞金上位と好走距離
■対象:42頭(1歳含む)
1位
サンデーウィザード(牡)
獲得賞金:1億5,409万円 (中央)
セリ価格:3,885万円 (2012年 セレクトセール)
成績:39戦6勝 [6-7-2-24]
距離:芝1800-2000m
2位
ヒーズインラブ(牡)
獲得賞金:1億3,861万円 (中央) /125万円 (地方)
セリ価格:2,100万円 (2013年 セレクトセール)
成績:35戦8勝 [8-2-3-22]
距離:芝1600m
3位
ドゥラモンド(牡)
獲得賞金:5,911万円 (中央)
成績:12戦3勝 [3-4-1-4]
距離:芝1400-1800m、ダ1600m
母父Includeがそもそも希少すぎるんですが、日本ではシーズインクルーデッドの父として有名ですね。
上位3頭ともシーズインクルーデッドの子で、サンデーウィザードが新潟大賞典、ビーズインラブがダービー卿CTと2頭の重賞勝ち馬を輩出しております。ドゥラモンドも3勝を挙げるなど活躍馬多数。
様々な系統の種牡馬と組み合わせて賞金が高いのを繁殖しているあたり期待していもいいかもしれません。
当馬はアメリカ土着のIncludeにサンデー系の中で異彩を放つダイワメジャーをつけた配合になっております。シーズインクルーデッドも同じ、ダイワメジャーのオリエンタルリリーがこちらは2勝しております。
イメージとしては早熟性×先行力×パワーといったところでしょうか。早めにデビューして芝の短距離からマイルで走らせ、ゆくゆくは、ダートも視野といったところでしょうか。
その意味で3月生まれというのもプラス、さらに馬格もすでにかなり大きくて、2歳は夏デビューからのパワーを生かした先行タイプとして鳴らしてもらって、3歳後半くらいからはダートにもチャレンジしつつ、堅実に勝ち星、戦歴を積み上げるタイプに育ってくれるかもしれませんね。
まとめ
繁殖成績としてもそこそこで重賞勝ちのある母の牡馬ということでこのお値段はお買い得に感じます。
母年齢がギリギリではありますが、本場は馬格も大きく問題と思われます。
申し込みも視野に検討したいですね。
最後までありがとうございました!